TAPESTREA

今日知って驚いたもの.

TAPESTREA:

Princeton大学が開発した”環境音抽出・再生成システム”(端的に言ってしまうとしょぼい).
つまり:

  1. 様々な音が入った録音から環境音を複数抽出−>オブジェクト化
  2. それらを加工(周波数・時間領域で伸縮,ランダム変化付与,etc...)
  3. できあがったオブジェクトを時間軸上で自由に並べて任意のサウンドスケープを構築

といったもの.
動画を見てもらうとわかるが,これらをちょいダサなGUIで直感的かつ簡潔に実装している優れモノ.

スペクトログラムを時間周波数で簡単に切り取れてしまうシステムって中々無いので,そこのところに妙に関心してしまった.
このあたりが従来のサンプリングシステムとは違うんじゃないか(そのあたりは詳しくないので自信なし).
また変化のランダムネスは環境音にとっては非常に大事なので,それをツマミでちょろっと変えられるのが嬉しい.

で研究室のDebian Lennyにインストールしたんだが,Debianだとaudioというグループに入らないと,
オーディオデバイスにアクセスできないので,tapestreaを立ち上げる時にエラーが出る.
ところが当方はNIS環境下にいるため所属グループを簡単には追加できないとさー.
もちろん

# chmod 666 /dev/snd/*

なんかでパーミッションを与えるとその場は凌げるが,ログアウトしたり再起動すると元に戻ってしまう.
何か良い方法はないだろうか.
taps起動用のシェルスクリプト書くという手もあるにはあるんだけど,まずはもう少し根本を解決したいですね.

にしてもここの研究室(soundlabと呼ぶのか?)は面白い研究をしてるのですねー.


追記:/etc/rc.localにchmod以下を追記することで,毎回起動時にパーミッションを与えるようにしたら解決.もうちょっとスマートな解決法はありそうなんですけどね.